平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

対面乗換駅は列車同時着で時間短縮

対面乗換ホームでは左右両ホームの電車同時着で時間短縮

 

JR山手線・京浜東北線田端-田町間や、中央・総武線御茶ノ水駅のように線路が同方向の路線では、乗り換え駅が対面式になっていると便利です。

今回は東京メトロ銀座線を例に、対面乗換ができる表参道駅赤坂見附駅の乗り換え効率化について取り上げます。

東京メトロは2022年8月27日にダイヤ改正を行いました。

銀座線は日中毎時18往復から12往復へと6往復減りました。

改正前までは3分20秒待てば次の電車が来ましたが、それが5分待ちになりました。

丸ノ内線でも日中完全5分間隔になり、東京メトロはどの路線も日中ほとんど5分間隔の印象になりました。

 

同じ5分間隔でも1編成の乗車定員は路線により異なります。

銀座線は車体が全長、全幅とも他の路線より小型のため、定員は半蔵門線の1,508人(18000系)、丸ノ内線752人(2000系)に対し、610人(1000系)にとどまります。

銀座線の電車は輸送力が小さい分、運転本数で補っていました。

それを踏まえた上での毎時6往復減は、都内中心部を行く銀座線でさえ乗客が減っている厳しい現実を感じさせます。

駅での待ち時間は従来よりも若干延びただけですが、すぐに来る銀座線電車に慣れた身には長く感じることがあります。

 

ここで銀座線、丸ノ内線半蔵門線のいずれも日中5分間隔運転を活かして、対面乗り換えホームとなっている表参道と赤坂見附での、銀座線ダイヤの変更を提案します。

具体的には

表参道駅では、半蔵門線押上方面電車到着時刻に合わせ、銀座線浅草方面電車が到着するダイヤを組む。

表参道駅の渋谷方面は、半蔵門線渋谷方面電車到着時刻に合わせ、銀座線渋谷方面電車が到着するダイヤを組む。

・銀座線赤坂見附駅は、表参道での半蔵門線に合わせた発車又は到着時刻に従って、時間を変更する。

丸ノ内線赤坂見附駅の池袋方面電車は、銀座線浅草方面電車到着時刻に合わせ、同時到着するダイヤを組む。

丸ノ内線赤坂見附駅の新宿方面電車は、銀座線渋谷方面電車到着時刻に合わせ、同時到着するダイヤを組む。

 

半蔵門線ダイヤを基準とするのは、相互乗り入れの東急田園都市線東武伊勢崎線東武スカイツリーライン)ダイヤまで影響させないためです。

いずれも平常運転が前提のもので、ダイヤに遅延があるときは別です。

遅延する電車の到着待ち時間にもよりますが、他線に乗り入れない銀座線と丸ノ内線では30秒から最大1分程度の接続待ちは、ある程度柔軟に行っても良いのではないかと考えます。

赤坂見附の銀座線・丸ノ内線と、表参道の銀座線では停車時間に若干の余裕を持ったダイヤとするのが望ましいと思われます。

対面乗り換え駅で互いの電車が同時に到着することは、乗り換え客にとってホーム上での5分の待ち時間がない利点があり、効率的な時間短縮にもつながります。

次回のダイヤ改正では考慮してほしいものです。