平行普通列車

常磐線と新京成に魅せられた者のブログです

8月4日で思い浮かぶ予讃線津島ノ宮駅の臨時開設

8月4日・5日は年2日間だけ津島ノ宮駅が開設される貴重な日です

今回は、予讃線津島ノ宮駅と、津島、8月4日・5日等に因む話です。

雑話中心なので、気軽にお読みください。

8月4日と言えば、真っ先に予讃線津島ノ宮駅の臨時開設を思い起こします。

翌日の8月5日と合わせ全国唯一、年間2日間だけ開設する臨時駅です。

津島ノ宮駅の北部、瀬戸内海に浮かぶ津島にある津嶋神社の夏季例大祭に合わせて、同駅に普通列車が臨時停車します。

 

通常なら津嶋神社の夏季例大祭に行くから、予讃線普通電車で津島ノ宮駅下車になりますが、鉄道ファン心理は逆で、年2日だけの津島ノ宮駅で乗降することを主目的として、津嶋神社に行く発想です。

結果は同じでも趣旨は異なります。

とはいえ、高松や岡山から予讃線で松島方向に向かう際、車窓右側に瀬戸内海が見え、津嶋神社と約250mの細く長い橋が結んでいるのが見える光景は予讃線名所の一つです。

下車して、この橋を渡って神社に行ってみたい、神社からの眺望を体験したい思いには誘われます。

普段は下車できないのでなおさらです。

津嶋神社は8月4日・5日以外は閉鎖され、神社への橋を渡ることはできませんが列車からの車窓は得られます。

 

津島ノ宮駅の状況

駅ホームは海側で1面1線の配線です。

駅ホームは高さがなく、低いため、列車からの乗降の際、ホームで係員が足を踏み外さないよう、各ドアに立っています。

以前、普通列車気動車、客車の時代は、列車内の乗降ドアにステップがあって、低いホームの乗降をしやすくしていました。

今の電車にステップはないため、段差が大きくなりました。

さらにホームが急カーブで車体はかなり傾いて停車しています。

津島ノ宮駅は、夏季例大祭としての年2日のための臨時駅の形で今後も続きそうです。

 

津島と津嶋

駅名は津島ノ宮ですが、神社は津嶋神社です。

島と嶋の漢字の違いがあります。

茨城県鹿島線鹿島神宮駅と、地元の市の名称の鹿嶋市とで、島と嶋が相違しているのと似ています。

 

余談ですが、埼玉県越谷市は、市名は越谷ですが、地名(大字)は越ヶ谷です。越谷、越ケ谷ではありません。

千葉県の山武は、郡は山武郡(さんぶぐん)ですが、市は山武市(さんむし)です。

このような事例は全国各地にあります。

 

津島ノ宮の駅名は、津島の宮、津島宮ではない

津島ノ宮駅の「ノ」は、一般的には津島の宮、つまりひらがなの「の」が通常かと思いますが、カタカナを使っているのはなぜでしょうか。

全国の駅名を見てみると、三ノ宮(東海道線)、森ノ宮大阪環状線)、桜ノ宮大阪環状線)、鷲ノ宮(西武)、上総一ノ宮(外房線)、汐ノ宮(近鉄)、関ノ宮(名松線)、さぎの宮駅遠州鉄道)など、ごく一部を除いては「ノ宮」でした。

それと同じ意味合いかもしれません。

「ノ」を略す駅では、神戸三宮(阪急、阪神等)、西宮(東海道線)、二宮(東海道線)。尾張一宮東海道線)、名鉄一宮名鉄)などがあります。

JR西日本は2007年に「西ノ宮」駅を「西宮」に変えています。

西宮市だからという地元の要望経過を受けた結果とのことです。

 

8月4日に津島ノ宮駅下車体験、津嶋神社訪問後は

東京から津島ノ宮駅へ行く場合、東京6時33分発「のぞみ5号」で岡山から「南風5号」、多度津普通列車乗り継ぎで10時59分に津島ノ宮駅に着きます。

所要4時間26分です。

津島ノ宮駅からの帰路は、8月4日は19時01分発普通列車多度津から特急に乗り継げば、東京に23時45分に戻ることはできます。

8月5日訪問の場合の帰路は、津島ノ宮15時47分発が同駅最終停車列車で、その後の普通列車津島ノ宮駅を通過しますので、注意が必要です。

 

東京から津島ノ宮駅だけを訪ね、同日中に東京へとんぼ返りするのも慌ただしく、四国島内で最小限1泊はしたいところです。

その際に、様々な四国路線への欲が出てきます。

松山へ行くか、愛ある伊予灘線の下灘へ行くか、下灘へ行くなら「伊予灘ものがたり」に乗ろうか。

それとも多度津へ戻って琴平、大歩危小歩危、高知へ行こうか、行くなら「四国まんなか千年ものがたり」に乗ろうか。

 

四国から本数へ戻るルートは?

通常なら瀬戸大橋線ですが、たまにはということで、大鳴門橋で神戸・鳴門ルートか、来島海峡大橋尾道今治ルートにしようか、迷います。

小豆島、淡路島を見ながら戻ろうか、徳島港から和歌山港へフェリーで渡ろうか。

飛行機なら松山(羽田へ12往復)、高松(13往復)、高知(10往復)、徳島(10往復)の4空港のどこから戻るか。

羽田までの飛行時間は平均1時間20分です。

あれこれと欲が出てきますが時刻表を手元に、計画をあれこれ立てるのも楽しみのうちです。

 

8月4日と5日の雑話

以下は、主に8月4日と5日に因んだ雑話です。

鉄道に無関係の内容もありますが、予めご了承ください。

 

津島ノ宮駅以外で、8月4日の鉄道の話題と言えば、1963年8月4日、京王線5000系電車が営業運転を開始した日。

8月5日では、1968年8月5日が東北線東京-青森を全線複線化した日でした。

(※記載にあたり、RailLabを参考にさせていただきました。)

 

雑話 あるニュース番組名の話

津島ノ宮駅に似た駅名として、「津島」では名鉄津島線津島駅があります。

数字に因んだ語呂合わせでは8月4日は橋の日、箸の日。

8月5日は箱の日、ハンコの日、はしご車の日です。

8・4・5を全部使ったものではNHKの夜のニュース番組「ニュース845」が思い浮かびます。

筆者は「ニュース津島ノ宮」といつも勝手に読み替えているので、開設日を忘れることがありません。

数字の順番は逆ですが、奈良県にはゆうちょ銀行四五八支店があります。

人名で津島と言えば、作家の太宰治の本名は津島修治でした。

 

最後に、津島ノ宮を逆に読むと、ヤミノマシツ(闇の魔(の)室)という言葉遊びで今回の雑話を締めたいと思います。

 

※写真は本文と無関係です。