乗務員室内の消火器では中間車位置やワンマン運転の非常時等に使えない不安があります
列車乗車時に火災が発生し、列車内の消火器を使用したというのは、非常に稀(まれ)なケースではありますが、各車両の車端、左端または右端の連結部に消火器が配置されているのが通常です。
ただし、運転台のある車両については、乗務員室内に消火器が置いてあるため、客室内には消火器がない形になっています。
しかしながら、運転台のある車両では乗務員室内に消火器が置いてあっても、その車両が中間車の位置になった時、非常時に消火器を使おうにも、乗務員室と客室の間のドアは鍵が閉まっているため、消火器を使うことはできません。
また、ワンマン運転の列車では、最後部に車掌が乗務しない形となり、これも最後部車両では同様に乗務員室には入れず、消火器は使えません。
どこの路線か失念しましたが、ワンマン運転で「消火器は乗務員室内にあります」という表示を見かけたことがありますが、最後部車両では鍵の関係で消化器を使いようがありません。
消火器配置は鉄道側の経費増にはなりますが、現在の状態では運転台付き車両の乗車が不安になってしまいます。
JR東日本の首都圏近郊でいえば、15両編成の中距離電車における10・11号車、ワンマン運転を開始した常磐緩行線10両編成の最後部車両、JR西日本の12両編成の新快速8・9号車などが該当します。
また、最後部車両に乗務する車掌が車内巡回で他の号車を回っていて、乗務員室に車掌不在の時の火災発生時なども同様です。
JR東海315系のような乗務員室仕切りの客室側に消火器配置が最良
だからと言って現実には運転台のある車両について、全車両の客室に消火器を増設することは経費等の関係から無理かと思われます。
運転台付き車両の緊急・SOSボタンを押して運転士と対話し、運転士の緊急判断により必要と認めた際は、乗務員室と客室とのドア鍵開放が操作できるようにする方法は、乗務員室に入り込むことでの問題があるためできません。
そもそも。運転士側から車掌室ドア開閉を操作することが無理と思われます。
JR東海315系のような、乗務員室と客室の仕切り位置の客室側への消火器配置が現時点では最良と考えます。
他の鉄道でもJR東海の配置は検討に値すると思いますが、いかがでしょうか。


