常磐線
スマホ全盛だから駅の時刻表は不要と割り切れるか? 今回は、駅の時刻表掲示についての話です。 近年、各駅において、改札口の外にあった列車の発車時刻表が廃止の方向にあります。 理由として、以下のような点が考えられます。 〇 年に一度のダイヤ改正の都…
山手線、中央快速線等に新車投入したい時の既存車転属先の位置づけ 武蔵野線の電車は他の路線から転属してきた車両ばかりです。 新車投入が全くなかったわけではありませんが、大部分は山手線、総武緩行線から回ってきた電車です。 以前、新車が入らない武蔵…
運賃加算された東京の電車特定区間内とホームドア整備の整合はどうか 大都市圏の鉄道では駅ホームでの人身事故の防止、抑止効果の観点からホームドアの整備が進められています。 その中でJR東日本は、2022年4月5日付けニュースリリースで「バリアフリー設…
東北線宇都宮駅、青梅線青梅駅のような全列車乗換が常態化する方向へ? 東洋経済オンライン、2023年8月2日の「全線直通列車なし『系統分離』路線が増える事情 需要減る区間の効率化、乗客は乗り換え必要に」を見ました。 分割併合作業に手間がかかることか…
勝田のE653系2編成は共通運用か、走行路線や役割を区分するか? JR東日本から2023年8月4日付けで「新色の E653 系電車が運行を開始します!」のニュースリリースがありました。 新潟車両センターのE653 系7両編成が、新製当初配属されていた勝田電車区に…
下降式で半分程度開けられると安心ですが 2021年10月31日20時頃発生した京王線刺傷事件について、2023年7月31日に東京地裁立川支部から判決の言い渡しがありました。 この事件で、電車内の窓が上半分ほど開けられたので、乗客が空いた窓の空間からホームに…
暑い弱冷房車で座るより、涼しい冷房車で立つ傾向? 今回は、通勤電車の弱冷房車(以下、「弱冷」または「弱冷車」)の話です。 首都圏の通勤電車の冷房化は、1960年代末期の京王線が最初で、山手線では1970年、中央線快速では1972年に、それぞれ冷房車が導…
常磐緩行線天王台、取手にホームドアに驚き JR東日本は2023年7月21日付けニュースリリースで、「バリアフリー設備に関する整備を推進します」を公表しました。 公表内容の中で、「ホームドアのさらなる整備拡大」の項目から一部を引用します。 (以下、引用…
「72本」だから36往復?「72往復」で144本? 2023年6月23日付け「JR『羽田アクセス線』は特急専用路線になる、その3つの根拠」(ITmedia ビジネスオンライン)を読みました。 インパクトのある、読みごたえのある内容です。 今回は、この中で驚いたことが…
JR東日本は「ひたち」全列車の土浦停車による東京-土浦の9.5往復増で対抗と予測 2023年6月23日に茨城県知事が、2050年頃につくばエクスプレス(以下、「TX」)のつくば-土浦延伸を定例記者会見で表明したとのニュースがありました。 現在のTXと常磐線は直…
片道17.1km、3往復102.6kmの鈍行列車再現 大井川鉄道大井川本線の金谷-千頭39.5kmは、2022年9月24日の台風15号による土砂災害で全区間の運転を見合わせていましたが、12月16日から金谷-家山17.1kmで運行を再開しています。 金谷-千頭の本線全体で見ると…
E653系が汎用性、交直両用、7両の輸送力を首都圏臨時列車で活かすのに適材 JR東日本は2022年7月に、利用者が少ない地方路線の収支を公表していますが、その中で赤字額がもっとも大きかったのは意外にも羽越線村上―鶴岡の52億5,500万円でした。 同区間の平…
太田から羽田空港に直通列車を設定した場合、どのような列車とダイヤになるかの勝手な推測です 2023年6月7日付け拙「常磐線特急が羽田空港アクセス線に直通した時の利点と課題」の関連編です。 前回は常磐線特急が羽田空港アクセス線(以下、「アクセス線…
1日で全路線乗車は不可能。乗車開始駅と路線の選択がポイント JR 東日本水戸支社が6月14日付けで、茨城県内の鉄道路線(つくばエクスプレス等、一部を除く)と、栃木県東部を含む真岡鉄道全線の乗車可能な「ときわ路パス」を発売する旨、ニュースリリース…
流山から新松戸経由常磐線、千代田線、武蔵野線の連絡に徹する 常磐線馬橋と流山を結ぶ流鉄流山線(以下、「流山線」)が、2024年4月1日から運賃変更の認可申請をした旨のニュースリリースがありました。 現行運賃は1989年10月改定以来、消費増税分を除き3…
常磐線特急が羽田空港に乗り入れる可能性、利点、課題を整理します 2031年度開業予定の羽田空港アクセス線に、常磐線特急の一部列車が乗り入れる見通しとの内容の記事を見かけました。 理由として、東北線宇都宮、高崎線高崎から羽田空港新駅(以下、「羽田…
常磐線特急のいわき分割、品川-いわきはE657系、いわき-仙台はE653系化の勝手予測です 昨日の「乗換させても直通を謳うあずさ1号・38号」の関連編です。 今回の「あずさ1号・38号」の松本乗り換え方式が今後、他の路線にも波及していくのではないか、将来…
大宮操車場体験は往路に組み入れ、東北線・水戸線経由で勝田に向かう方が自然では? JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」のネット限定ツアーで、「団体臨時列車E653系で行くひたちなか・那珂湊散策 復路は大宮操車場での入換体験!…
事故車はE231系ですが、もしもE233系だったら復旧は早かったかを考えます 5月6日(土)7時45分頃、JR成田線(我孫子支線)の新木-布佐間で、強風による倒木の影響により電車のパンタグラフ(以下、「パンタ」)が変形、破損し、一部区間では7時間以…
羽田空港線はどのようなダイヤになるかを予測してみました JR東日本は4月4日付けニュースリリースで(仮称)羽田空港アクセス線の本格的な工事に着手する旨を公表しました。 2031年度の開業目標で、宇都宮線・高崎線・常磐線方面から羽田空港へのダイレ…
貴重な仙台発着「ひたち」3往復を効果的に生かすダイヤを提案します 特急「ひたち」は常磐線の看板列車です。 全15往復のうち、いわき発着が12往復、常磐線全線を行く仙台発着が3往復です。 仙台発着「ひたち」(以下、仙台「ひたち」)の設定時刻は以下の…
松戸駅連絡通路「懐かしの鉄道写真展」で思い出がよみがえりました 松戸駅の連絡通路は現在工事中で幅が狭くなっていますが、通路の途中に「懐かしの鉄道写真展」のコーナーがあります。 583系寝台特急「はくつる」、EF81形機関車牽引「あけぼの」、185系踊…
常磐線特急の一部が車体色変更した時の電車関心度効果 常磐線特急E657系全19編成のうち5編成が車体色を変えて2026年春まで運行します。 これは2023年10月から12月開催の茨城デスティネーションキャンペーンを記念して、茨城・福島地域のテーマカラー5色を…
新松戸のほか西船橋、南浦和、西国分寺の快速停車要望は 昨日の「常磐快速線の新松戸停車を考える」の続編です。 新松戸駅での地下化や、武蔵野線の上を行く高架橋は、現在の線路に並行して新たに最低限1つの線路を敷き、電車を移動させながらの大規模工事…
常磐線快速電車の新松戸駅停車について考えてみました 新松戸駅は1973年に武蔵野線新松戸-府中本町間が開業した時に新設されました。 武蔵野線は山手線貨物列車の迂回線が建設趣旨だったことから、開業当初は日中40分間隔、ラッシュ時15分間隔の運転でした…
独断 常磐線上野-水戸間の見どころ10カ所の紹介です 常磐線の区間は正式には日暮里-岩沼です。 幹線ではありますが常磐本線とは言わず、東北本線の支線の位置づけです。 日暮里-岩沼は常磐線343.7km、東北本線328.4kmで、常磐線の方が15.3km長い距離があ…
JR東日本の全車指定席特急「赤ランプ」は着席不可? JR東日本は特急の全車指定席化、座席未指定券方式化を進めています。 各座席上にある「座席上方ランプ」も定着してきました。 ランプは3色あり、以下のような設定となっています。 赤色点灯:現在空席で…
鉄道旅の魅力が失せる、車窓のグリーン化傾向 列車の窓ガラスは元来、透明でした。 近年、新製車両の窓は、熱線吸収ガラス(UVカットガラス、スモークガラス、遮光ガラスという場合もあります)を使用するケースが多くなりました。 乗客への配慮というよりも…
秋田・山形新幹線を含め特急グリーン車2&2席は2&1席に 特急グリーン車の座席配置は、国鉄時代は2&2席でしたが、JR化後ほとんどが2&1席に改善されました。 その結果、座席の横幅に余裕ができました。 1人席では隣席を意識しない分、精神的に楽に…
車両基地見学会は最寄駅から基地へ貸切列車の設定配慮を 鉄道会社は、鉄道ファンに楽しんでいただこうと、車両基地見学会を随時企画します。 常磐線では、松戸車両センターで10月22日・23日に、「実際に走っている列車で運転操縦&車掌体験ができます!」と…