平行普通列車

常磐線と京成松戸線に魅せられた者のブログです

「くろしおTripWキャンペーン」企画と新宮「くろしお」利用促進策について

キャンペーンに伴い、新宮発着「くろしお」の利用促進策について考えてみました

JR西日本和歌山県の連名で、2026年1月13日付けで「「くろしおTrip W(ダブル)キャンペーン」を実施します!」のニュースリリースがありました。

内容の一部を引用させていただきます。

 

(以下引用)

特急くろしおの利用促進と鉄道旅・観光地の魅力を発信するため、「くろしおTrip Wキャンペーン」を実施します。 
この機会に“特急くろしおに乗って、撮って、応募して!和歌山の魅力を全国へ”を合言葉に、皆さまと連携して和歌山県の更なる活性化に貢献してまいります。

(以上引用)

 

2026年1月15日~3月22日のキャンペーン期間中に、特急「くろしお」で和歌山駅以北(天王寺方面)と白浜駅以南(紀伊勝浦・新宮方面)を利用した人を対象に、「くろしお」関連グッズや和歌山の特産品が当たる等の内容が盛り込まれています。

 

「くろしお」大阪~新宮のダイヤを見る

「くろしお」の定期列車ダイヤを見ると、新大阪~白浜間7往復、新大阪~新宮間5往復となっています。

大阪を起点に、「くろしお」で日帰りの紀勢線沿線観光をする場合、白浜までなら12往復あるので気軽にできます。

では、紀伊勝浦、新宮まではどうか、日中の定期列車を中心に見てみたいと思います。

 

◆大阪→新宮

大阪発→天王寺発→和歌山発→紀伊勝浦発→新宮着「列車名」

  7:40   →  7:59  →  8:48  →11:40 →11:59「くろしお1号」

  9:33   →  9:47  →10:35  →13:30 →13:53「くろしお5号」

12:18   →12:32  →13:18  →16:17 →16:40「くろしお11号」

(大阪発13時台以降は省略)

 

◆新宮→大阪

新宮発→紀伊勝浦発→和歌山着→天王寺着→大阪着「列車名」

13:29 →13:46  →16:48  →17:33 →17:47「くろしお26号」

15:04 →15:21  →18:18  →19:02 →19:16「くろしお30号」

17:46 →18:04  →21:01  →21:47 →22:08「くろしお36号」

(※新宮発12時台前は省略)

 

なお、「くろしお5号・30号」については、増便実証実験として、キャンペーン企画中は毎日運転としているものです。

 

「くろしお」で大阪~新宮の日帰り観光はどの程度できるか?

大阪から紀伊勝浦、新宮へ日帰り観光の場合、まず大阪7時40分発、紀伊勝浦11時40分、新宮11時59分着の「くろしお1号」となりそうですが、実質的に午後に近い到着時間なのが痛手です。

次の列車としては、大阪9時33分発、紀伊勝浦13時29分、新宮13時53分着の「くろしお5号」になりますが、昼間の滞在時間が「くろしお1号」よりもさらに狭まります。

(以下は、新宮発着のみ記載し、紀伊勝浦発着は略させていただきます。)

 

「くろしお1号」で新宮に来て、帰路は新宮15時04分発「くろしお30号」とすると、新宮滞在時間は3時間となります。

午前の観光が不可、観光は午後のみというのが「くろしお」ダイヤの弱みと感じます。

 

新宮17時46分発「くろしお36号」であれば、新宮に5時間以上の滞在で、日帰りとしての観光時間は十分ですが、大阪は22時08分着で、一般的には利用しにくい時間帯というリスクがあります。

新宮に来たなら1泊でという話はさておき、大阪~新宮日帰りとすると「くろしお1号」→「くろしお30号」で新宮滞在時間は3時間ということになりそうです。

 

新宮10時台着「くろしお」があれば現地で午前から観光可能なイメージに変わる

少なくとも現在の一番列車、「くろしお1号」の新宮に実質午後着では、大阪~新宮の利用促進は難しいように感じます。

仮の話ですが、大阪発6時40分頃→天王寺7時00分頃→新宮10時台着の「くろしお」の設定はどうでしょうか。

たとえ新宮10時59分着であっても、10時台着であれば、新宮での午前中観光が可能なイメージに変えることができます。

それにより、新宮15時04分発「くろしお30号」での帰路でも、新宮滞在が4時間となり、関西からの日帰り利用が誘発できるのではないかと考えます。

 

大阪・天王寺発の時間帯が早すぎ、利用が期待できないとの意見もあろうかと思いますが、天王寺7時発の「くろしお」増発はともかくとしても、少なくとも現「くろしお1号」の設定時間を少しでも繰り上げ、紀伊勝浦、新宮での現地滞在時間を長くする方が紀勢線と「くろしお」の利用促進につながるように思いますが、いかがでしょうか。

 

(余談その1)

大阪7時14分→新宮11時34分着の近鉄特急&特急「南紀」ルート

以下は余談です。

大阪・天王寺から新宮へは、「くろしお」とはまったく別ルートの、鶴橋→津を近鉄特急で行くと、大阪7時14分発、あるいは天王寺7時26分発で、津からJR東海「特急南紀1号」乗り継ぎにより新宮に11時34分着です。

新宮着時間だけで見ると、「くろしお1号」より25分早着なのは意外でした。

近鉄経由による大阪・天王寺発時刻や運賃・料金の差は別として、「くろしお」には、紀伊半島西側の海岸車窓PRや、列車自体での魅力を深めてほしいところです。

 

(余談その2)

青春18きっぷによる和歌山~新宮の日帰りPRはどうか?

「くろしお」利用促進とは別に、和歌山~新宮間の紀勢線自体の利用促進策の一環としては、青春18きっぷ発売時に、和歌山6:04発→紀伊勝浦10:03着→新宮10:29着、新宮15:51発→紀伊勝浦16:17発→和歌山20:17着という利用法もあることをPRしてみるのはいかがでしょうか。

 

「くろしおTripWキャンペーン」による新宮側「くろしお」の利用増を期待します。

 

※ 筆記にあたり、2026年1月13日付け、JR西日本和歌山県の「「くろしおTrip W(ダブル)キャンペーン」を実施します!」のニュースリリースから一部を引用させていただきました。

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※ 写真は本文と無関係です。