平日と休日で異なる「うれしート」列車の号数と快速列車の愛称について考えてみました
2025年3月15日ダイヤ改正後、JR西日本では関西圏を中心とする快速列車指定席「うれしート」の導入路線や対象列車を拡大します。
今回は、「うれしート」列車の号数の振り方と、ローマ字表記の愛称について考えてみたいと思います。
平日・休日同時刻発車でも「うれしート」列車の号数が異なるのは不便
ここでは一例として奈良線の「うれしート」連結列車、「Dみやこ路快速」「D快速」「D区間快速」を取り上げます。
奈良線では、平日と土曜・休日(以下、「休日」)とで、同じ発着時間の「うれしート」連結の快速列車であっても号数は異なります。
例えば、平日の京都9時37分発「Dみやこ路快速101号」は、休日は同時刻発でありながら「Dみやこ路快速143号」になります。
同じく平日の奈良9時37分発「Dみやこ路快速102号」も、休日は「Dみやこ路快速146号」に変わります。
一般の人が、京都で9時37分発「みやこ路快速」の「うれしート」指定席を確保しようとして、平日の「Dみやこ路快速101号」に時折乗っているとすれば、休日の同時刻列車の乗車時も同じ「101号」と思う方が自然です。
休日だから「143号」に変わるのだと、きちんと平日と休日とを分けて理解し、使いこなせる人はどれほどいるでしょうか。
ここで東海道・山陽新幹線の事例ですが、東京7時00分発の新大阪行き「のぞみ213号」は、広島行きに変わる日には「のぞみ107号」になるといった事例はあります。
ただ、東海道・山陽新幹線の場合、東海道区間のみの新大阪行きか、山陽乗り入れの広島行きかという、行き先や路線の相違はあります。
とはいえ、新大阪行きであっても、広島行きであっても「のぞみ213号」の方が混乱せず望ましいと言えます。
奈良線の「みやこ路快速」の場合、京都発から奈良着まで、平日・休日ともに途中駅を含めて同一時刻であり、行き先も同じである点が東海道新幹線とは異なります。
利用者本位に考えれば、京都9時37分発「みやこ路快速」奈良行きは、特急ではなく.日常的な普通列車であり、しかも平日・休日とも全く同じ発着時刻、発着駅なのですから、号数は同一にする配慮が望まれるところです。
JR西日本には今後、改善を願いたいと思います。
ADEFGQRの7種のローマ字を快速愛称の頭文字に添える必要があるか?
JR西日本は「うれしート」連結列車に対し、路線や区間に分けて、ADEFGQRの7種のローマ字のいずれかを、快速列車愛称の頭文字につけています。
このうち、Aについては「良い」という意味の「ええ」の含みであることは分かりますが、DEFGQRの6文字はそれぞれどのような意味や語呂からきているのか、なぜAからDへ、GからQへ飛ぶのか、分かりにくいものがあります。
とくに関西線(大和路線)のQ、山陽線岩国のRは、なぜQ・Rなのか、受けとめにくいものがあります。
そもそも、このようなローマ字を頭文字に被せる方法は、愛称が長くなるだけでなく、号数の数字が100番台の列車では一層分かりにくくさせ、必要性の点でもあまり感心できない手法と考えます。
ローマ字の文字変更案と、快速列車愛称変更案
とはいえ、ローマ字を列車愛称の頭に添えることは、JR西日本の決定意向でありますので、ここではその意向を尊重し、利用者に受け入れやすいローマ字の文字変更案を出させていただきたいと思います。
具体的には、以下のとおりですが、ここでは便宜上、ローマ字を太字で示します。
なお、筆者はローマ字を列車愛称の頭に添えるよりも、快速列車の愛称名を短く親しみやすいものとして、他の「うれしート」路線と区別するのが本筋と考えます。
そこで、上記のローマ字変更案の次に、筆者が考える快速列車名の変更案を同時に添えさせていただきたいと思います。
以下、2025年3月以降の快速列車名 → ■筆者のローマ字添え列車名の案
→ ★筆者の快速列車名変更案、の順に表記させていただきます。
〇 東海道・山陽線(琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線 野洲-網干)A快速
→ ★「琵琶湖快速」「神戸快速」に変更
→ ■「N快速」に変更(※奈良線のNから)
→ ★「奈良快速」に変更
〇 山陰線(嵯峨野線)「E快速」
→ ■「S快速」に(※山陰線・嵯峨野線のSから)
→ ★「嵯峨野快速」に
→ ■「O(オー)H直通快速」に(※おおさか東線のO(オー)と東のHから)
→ ★「大阪東快速」に
→ ★「宝塚快速」に
→ ★「飛鳥路快速」に
〇 山陽線(岩国-広島)「Rシティライナー」「R通勤ライナー」
→ ■「I(あい)快速」に(※岩国のI(あい)から)
→ ★「岩国快速」に
総括
筆者案の「神戸快速」「岩国快速」等では、JR西日本にも、また利用者にも、何の面白味もないかもしれません。
しかしながら前記しましたが、新幹線や特急とは異なり、日常的な普通列車においては、列車名は短く分かりやすい方が誰にでも受け入れやすいと考えます。
とくに列車本数の多い奈良線などでは、号数の平日・休日統一化と併せて、「D区間快速1号」よりも「奈良快速1号」の方が馴染むと思われますが、いかがでしょうか。
最後に、「うれしート」の名称で、「うれシート」と誤記するケースをまだ見かけます。
前にも触れましたが「うれしート」よりも「うれシート」の方が自然です。
「うれしー」が大事というのは分かりますが、それなら「うれしーと」でもよいのではとも思いました。
