平行普通列車

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JR西日本関西圏 ロングシート車での「快速 うれしート」設定を考える

JR西日本関西圏 ロングシート車での「快速 うれしート」設定について

JR西日本から、2025年8月22日付けで、「2025年10月14日 ダイヤ修正を実施します~「快速 うれしート」を学研都市線JR東西線阪和線に新規設定~」とのニュースリリースがありました。

リリース内容の一部を引用させていただきます。

 

(以下引用)

「快速 うれしート」を学研都市線、JR 東西線阪和線に新規設定するとともに、琵琶湖線JR京都線JR神戸線山陽線嵯峨野線JR宝塚線で本数を拡大します。 
様々な場面で「座って・快適に」ご利用いただける「快速 うれしート」をぜひご利用ください。

~中略~

【参考(イメージ)】学研都市線JR東西線JR宝塚線ロングシート車両の場合) 

~※図は省略~

ロングシート座席のため、着席時の向きは進行方向に対して横向きとなります。

(以上引用)

 

これまでの「快速 うれしート」(以下、「うれしート」)の座席はJR西日本ならではの転換クロスシートでした。

今回、学研都市線JR東西線JR宝塚線への「うれしート」導入にあたっては、転換クラスシートからロングシートへと、対照的な座席設備でありながらも、大胆に?割り切ったことが大きな変化です。

 

「うれしート」は座席設備でなく着席保証制度?

「うれしート」の座席は別に転換クロスシートとは決まっていない、着席を保証することが趣旨であり、それはロングシートでも適用するというのが、今回のJR西日本の考え方かと思われます。

 

ロングシートであっても、着席保証で割り切るところに、JR西日本の新たな姿勢、考え方の変化を感じます。

しかしながら、転換クロスシートでも料金不要、高速運転、長編成主体のJR西日本関西圏にあって、「うれしート」をロングシート車に拡大するとまでは思いませんでした。

また、ロングシート車編成では「うれしート」設定があっても列車トイレ併設もありませんが、トイレは「うれしート」サービスと直接の関係はないと割り切ったと思われます。

 

ただ、転換クロスシートで料金不要な列車主体の中で、ロングシートで列車トイレもないのに「うれしート」では料金が必要というのは、着席保証だけの対価とはいえ、関西の利用者はそのままスルーで受けとめるのだろうかとも感じます。

 

仮の話で、関東に「うれしート」導入した場合の利用者の反応を瞑想すると

仮の話ですが、「うれしート」を首都圏に導入となったら、どのような展開が想像されるでしょうか。

 

2階建て、リクライニングシート、列車トイレも備えた普通列車グリーン車併結が主体の関東で、ロングシート通勤電車の最後部座席の「うれしート」方式を導入したら、どのような反応になるでしょうか。

 

グリーン車のないオール普通車のみの列車編成で、最後部車両のうち乗務員室寄りの座席を「うれしート」に設定、または最後部1両で導入したとすると、座席指定とはいえ、ロングシートは理解できないということにならないか、気になってきます。

 

また、関東の大手私鉄の一部の有料列車では、クロスシート主体の中で車端部はロングシートとしながらも、料金はクロスシート同額で割り切っている事例もあります。

ただ、1編成全体では、ロングシートはごく一部分の比率であり、あくまでクロスシート主体という名目です。

 

料金を別払いしてでも着席したいという人、あるいはその状態になる日があることは、程度の差はあれど、誰しもあろうかと思われますが、かといって混雑する列車のほとんどに「うれしート」を設定するというわけにもいきません。

 

「うれしート」の対象列車とは?

話は戻りますが、JR西日本としては、「うれしート」の今後について、以下のような点が考えられるかと思います。

〇「快速」という、通過駅のある列車種別で「うれしート」を設定する考え方への拡大

〇ある程度以上の輸送力のある長編成列車を「うれしート」対象とする考え方への拡大

〇混雑時間帯の列車は基本的に「うれしート」を設ける考え方

 

それらを試行的、段階的に、「うれしート」利用状況を見ながらも、徐々に対象列車を拡大していくのではないかと思われます。

 

「座って・快適に」は着席保証があればロングシートでも同じ?

全車ロングシートの通勤電車でも「うれしート」を導入するのは、関東のJR東日本大手私鉄にはない、JR西日本の関西圏だからこそ可能な施策、アイデアと言えるでしょうか。

「様々な場面で「座って・快適に」ご利用いただける「快速 うれしート」」という触れ込みのうち、「座って」は分かりますが、ロングシートであっても「快適に」の評価がされるでしょうか。

「快適に」とは、座れる保証と、目の前に立客がいないことという理解につながっていくでしょうか。

「うれしート」が転換クロスシートでもロングシートでも、ともかく座席1席分の着席保証だけということで、利用は普及していくでしょうか。

そしてやがては「うれしート」が日中の列車、終日設定に拡大していくでしょうか。

さらには関西圏の他の路線や、山陽線全体、瀬戸大橋線など、他の路線にも拡大していくでしょうか。

 

2025年10月以降のロングシート電車の「うれしート」展開後の利用状況に注目したいと思います。

 

※ 筆記にあたり、JR西日本の2025 年8月22日付け、「2025年10月14日 ダイヤ修正を実施します~「快速 うれしート」を学研都市線JR東西線阪和線に新規設定~」のニュースリリースの一部を引用させていただきました。

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