日本列島を北海道から四国へ、四国から北海道へ、列車で一日のうちに移動できる最長距離はどこからどこまでか、見てみました
2026年3月27日付け、「鉄道での日本列島縦断で一日最長距離はどこからどこまでか?」の四国編です。
北側の北海道は前回と同じですが、今回は南側を九州でなく、四国基準で見てみたものです。
JRの最長片道切符などを見ると、本州と四国は瀬戸大橋線のみのため、四国は除かれてしまいます。
かつては、呉線仁方と予讃線堀江の間に仁堀航路として仁堀連絡船があり、その時は宇野~高松の宇高連絡船とともに四国も最長片道切符のルートに入れられていました。
しかしながら、1982年に仁堀連絡船が廃止されてからは宇高連絡船、その後、1988年には瀬戸大橋線の片道だけとなり、四国は片道切符の対象外とされました。
筆者は判官贔屓ゆえ、「また四国は対象外か」という、四国の声が聞こえてきます。
四国が入っていないことが残念にもなり、気の毒にもなってきます。
今回は、四国最南端、土佐くろしお鉄道の宿毛駅と北海道の列島縦断を考えてみました。
ちなみに、岡山~宿毛は318.0㎞、岡山~宇和島は311.3㎞で、岡山起点で宿毛の方が6.7㎞長い鉄道区間でした。
構成については、前回の九州版を基本としていますので、ご了承ください。
今回は交通費(運賃と指定席特急料金の合計額)も併記しました。
併せて今回記事の最終部で、前回の九州編では省略した交通費を記載しました。
(1)四国から北海道への、一日での最長距離区間は?
→土佐くろしお鉄道宿毛→函館線滝川:2,286.1㎞
宿毛5:32→土佐くろしお鉄道中村・宿毛線普通列車→6:03中村6:08→土佐くろしお鉄道・土讃線特急「あしずり2号」→7:58高知8:01→土讃線・瀬戸大橋線特急「南風6号」→10:33岡山10:40→山陽・東海道新幹線「のぞみ90号」→13:57東京14:20→東北・北海道新幹線「はやぶさ27号」→18:29新函館北斗19:01→函館・室蘭・千歳線特急「北斗21号」→22:31新札幌22:35→千歳線普通列車→22:40白石22:44→函館線普通列車→23:55滝川
★列車乗車距離:2,286.1㎞
★所要時間:18時間23分
★交通費:51,010円(運賃26,050円+指定席特急料金24,960円)
【補足】
土佐くろしお鉄道宿毛から岡山経由、山陽・東海道・東北・北海道の4つの新幹線を乗り継いで、北海道へ入ってからは札幌の手前、新札幌で普通列車に乗り換え、白石で再度函館線滝川行き普通列車に乗り継いで滝川まで2,286.1㎞が最長距離でした。
なお、札幌まで特急乗車の場合、滝川方面に乗り継ぐことはできず、岩見沢までとなります。
(2)宿毛まで、その日に着ける北限の出発駅は?
→江別→宿毛2,223.6㎞
江別5:34→函館線普通列車→5:50白石5:55→千歳線普通列車→5:59新札幌6:00→千歳・室蘭・函館線特急「北斗2号」→9:15新函館北斗9:35→北海道・東北新幹線「はやぶさ16号」→14:08東京14:30→東海道・山陽新幹線「のぞみ41号」→17:46岡山18:05→瀬戸大橋線・土讃線特急「南風21号」→20:42高知21:18→土讃線・土佐くろしお鉄道中村・宿毛線特急「あしずり13号」→23:04中村23:09→土佐くろしお鉄道→23:40宿毛
★列車乗車距離:2,223.6㎞
★所要時間:18時間06分
★交通費:50,460円(運賃25,500円+指定席特急料金24,960円)
【補足】
江別5:34発の函館線普通列車は、札幌に5:58着で、札幌6:00発の「北斗2号」に表面上は間に合いますが、10番線着→4番線発となり、同一ホームではありませんので、間に合わないと思われます。
札幌手前の白石で千歳線普通列車に乗り換え、新札幌で「北斗2号」に乗り継ぐ方が確実です。
(3)稚内まで、その日に着ける南限の出発駅は?
→瀬戸大橋線高松→宗谷線稚内:2,364.2㎞
高松4:35→瀬戸大橋線快速「マリンライナー2号」→5:45岡山6:01→山陽・東海道新幹線「のぞみ118号」→9:15東京9:36→東北・北海道新幹線「はやぶさ11号」→13:33新函館北斗13:50→函館・室蘭・千歳線特急「北斗13号」→17:30札幌18:00→函館線特急「カムイ355号」→19:25旭川20:06→宗谷線特急「サロベツ3号」→23:47稚内
★列車乗車距離:2,364.2㎞
★所要時間:19時間12分
★交通費:50,060円(運賃25,290円+指定席特急料金24,770円)
【補足】
稚内まで、その日のうちに行くことができる限度の駅は、四国の高松で、内容的には九州の記事と同一です。
参考までに、宿毛~稚内は2,610.4㎞ありますが、前記のとおり、宿毛からのその日の北限は滝川で、滝川→稚内は翌日の列車となります。
翌日は、滝川8:24→特急「宗谷1号」→12:42稚内となります。
交通費は56,930円(運賃28,580円+指定席特急料金28,350円)です。
※参考(4)稚内から宿毛、宇和島に向かっての南限の駅は?
稚内→岡山2,292.4㎞(※四国へは不可)
稚内6:36→宗谷線特急「サロベツ2号」→10:19旭川10:30→函館線特急「ライラック16号」→11:55札幌12:09→千歳・室蘭・函館線特急「北斗12号」→15:52新函館北斗16:20→新函館北斗6:39→北海道・東北新幹線「はやぶさ36号」→20:32東京20:39→東海道新幹線「のぞみ69号」→23:49岡山
★列車乗車距離:2,292.4㎞
★所要時間:17時間13分
★交通費:49,080円(運賃24,310円+指定席特急料金24,770円)
【補足】
上記内容は前回と同一で、四国まで入ることはできませんでしたが、参考までの記載です。
参考までに、翌日の岡山から宿毛へは、
岡山5:27→快速「マリンライナー1号」→6:11坂出6:18→「しまんと1号」→10:04中村10:07→普通列車→10:37宿毛
となります。
【補足】
前回記事の、北海道~九州の乗継記事の交通費について
北海道~九州での列島縦断記事で、料金も調べていただければとのコメントをいただきましたので、参考までに運賃・料金の合計額を掲出します。
(1)最長距離区間の、日豊線国分→函館線旭川2,797.6㎞について
★交通費:61,420円(運賃29,150円+指定席特急料金32,270円)
(2)第二の最長距離区間の、指宿枕崎線喜入→函館線旭川2,790.5㎞について
★交通費:61,420円(運賃29,150円+指定席特急料金32,270円)
(3)北海道から四国へ向かうコースの、旭川→鹿児島中央2,763.9㎞について
★交通費:61,090円(運賃28,820円+指定席特急料金32,270円)
(4)稚内まで、その日に着ける南限の出発駅の、瀬戸大橋線高松→宗谷線稚内2,364.2㎞について
★交通費:50,060円(運賃25,290円+指定席特急料金24,770円)
(5)枕崎まで、その日に着ける北限の出発駅の、函館線函館→指宿枕崎線枕崎2,432.0㎞について
★交通費:53,140円(運賃26,400円+指定席特急料金26,740円)
(6)枕崎から北に向かっての北限の駅の、枕崎→森2,445.7㎞について
★交通費:53,250円(運賃26,510円+指定席特急料金26,740円)
(7)稚内から南に向かっての南限の駅の、稚内→岡山2,292.4㎞について
★交通費:49,080円(運賃24,310円+指定席特急料金24,770円)
列島縦断の四国版、北から南は宿毛まで、南は宿毛から北への列車移動については、以上です。
前回同様、机上旅行ではありますが、参考になるものがあれば幸いです。
