東海道・山陽新幹線は全席にコンセントがあるN700「S」系の列車をお薦めします
列車の座席にある電源コンセントは便利なものです。
近年新製された新幹線や特急は、全席にコンセントが装備された編成も多くなりました。
東海道・山陽新幹線の普通車のコンセントはどうでしょうか。
全席にコンセントがあるN700「S」系と、窓側のＡ席・Ｅ席だけコンセントのN700「A」系・N700系とに分かれます。
N700S系は、車体側面、洗面所側位置に「N700」の表記に続いて、「Ｓ」文字の大きなデザインがあります。
これが「Ｓ」でなく「Ａ」のデザインなら、N700「Ａ」系です。
東海堂・山陽新幹線では、窓側席だけコンセントのN700「A」系・N700系がまだ半数以上あります。
その結果、車窓を見ることが目的ではなく、電源確保のためにまず２人掛けの窓側Ｅ席、次に３人掛けではありますが窓側のＡ席の順に座席は埋まる傾向があります。
N700A系・N700系であっても、Ａ席またはＥ席を確保して自らコンセントを使う分には問題はありません。
ただ時折り、先客が隣のＢ・Ｃ・Ｄ席のいずれかに座っていて、窓側のＡ席またはＥ席のコンセントを使っているケースがあります。
また、こちらが窓側のＡ・Ｅ席に座った後、隣のＢ・Ｃ・Ｄ席の人から、コンセントを使ってもいいか、使わせてくれと言われることがあります。
その場合、自分が乗車区間でコンセントを一切使わない時は「どうぞ」と言うかどうかは自己判断になります。
「どうぞ」と言った場合、自分の足元に隣席客の電源コードが引かれることになります。
そのコードがうっとうしいとストレスになってきます。
また、そもそも窓側のコンセントは、窓側席の使用とは決まっていない、早い者勝ちだという考え方の人もいるようです。
東海道・山陽新幹線の普通車で、窓側に座って隣席からの電源コンセント使用有無で悩むならば、N700「S」系の列車を選ぶのが賢明です。
N700S系なら、全座席にコンセントがあるので、コンセントの悩みはなくなります。
今回は、東京発着の定期列車を基準として、2025年10月1日現在のN700「S」系使用の列車時刻をまとめてみました。
なお、都合上、東京と新大阪の発着時刻を基本とした簡易表記になっていますので、予めご了承ください。
あくまで手入力ゆえ、参考程度にご覧ください。
【東京発】
東京発→新大阪発 → 終着駅 「列車名」
6:00 → 8:24 →博多10:52「のぞみ１号」
6:48 → 9:17 →博多11:45「のぞみ７号」
7:30 →10:02 →博多12:30「のぞみ11号」
7:33 →10:27 － 「ひかり633号」新大阪行き
7:48 →10:17 →博多12:45「のぞみ13号」
8:12 →10:41 →博多13:09「のぞみ15号」
10:12 →12:41 →博多15:09「のぞみ23号」
11:12 →13:41 →博多16:09「のぞみ27号」
11:48 →12:41 →広島15:42「のぞみ69号」広島行き
12:27 →名古屋15:06 － 「こだま725号」名古屋行き
13:12 →15:41 →博多18:09「のぞみ35号」
13:27 →名古屋16:06 － 「こだま729号」名古屋行き
13:48 →16:17 →広島17:42「のぞみ73号」広島行き
14:27 →名古屋17:06 － 「こだま733号」名古屋行き
15:30 →18:02 →博多20:30「のぞみ45号」
16:12 →18:41 →博多21:09「のぞみ47号」
17:30 →20:02 →博多22:30「のぞみ55号」
18:51 →21:23 →博多23:51「のぞみ59号」
20:12 →23:15 － 「ひかり663号」新大阪行き
20:51 →三島21:44 － 「こだま807号」三島行き
21:12 →23:36 － 「のぞみ271号」新大阪行き
22:03 →名古屋22:03 － 「ひかり669号」名古屋行き
【博多発→新大阪発→東京行き】※一部は広島始発等が有り
始発駅 →新大阪発 →東京着 「列車名」
広島6:00 →7:30 → 9:57「のぞみ74号」広島始発
博多6:36 →9:06 →11:33「のぞみ４号」
－ 9:18 →12:12「ひかり644号」新大阪始発
－ 10:18 →12:12「ひかり646号」新大阪始発
博多8:00 →10:30 →12:57「のぞみ10号」
博多8:36 →11:06 →13:33「のぞみ14号」
－ 11:18 →14:12「ひかり648号」新大阪始発
博多12:15 →14:45 →17:15「のぞみ28号」
博多13:36 →16:06 →18:33「のぞみ34号」
博多15:00 →17:30 →19:57「のぞみ40号」
博多15:36 →18:06 →20:33「のぞみ44号」
博多16:00 →18:30 →20:57「のぞみ46号」
－ 名古屋18:38 →21:18「こだま746号」名古屋始発
博多16:36 →19:06 →21:33「のぞみ50号」
－ 名古屋19:38 →22:12「こだま750号」名古屋始発
博多17:15 →19:45 →22:15「のぞみ54号」
博多18:36 →21:06 →23:32「のぞみ62号」
－ 名古屋20:46 →23:24「こだま754号」名古屋始発
以上ですが、「のぞみ」の東京発新大阪行き及び新大阪始発東京行きの「定期列車」にはN700S系がないのが特徴となっています。
臨時列車では、新大阪始発でもN700S系が充当されることが案外多くあります。
N700A系でも、前向き席の先頭側、車端の壁の座席（下り列車の場合は１番の列）に限り、Ｂ・Ｃ・Ｄ席でも壁に備わった電源は使えます。
N700S系列車で万一、隣席客がこちらのコンセントにも差し込んでいたら
N700S系列車で、まさか自分の席のコンセントのほかに、隣席のコンセントも使うようなケースはないかと思いますが、もしもそのようなケースがあったら、このコンセントは私の席のものだから電源を抜いて、ということはできます。
たかがコンセント、されどコンセントが要因で、新幹線の旅が不快になりたくはありません。
いささか大げさかもしれませんが、最初からN700S系列車を狙うことも東海道・山陽新幹線での旅の知恵の一つと言えるかと思います。
