2024年夏の青春18きっぷ特集が目につく旅行雑誌 肝心の発売はどうでしょうか?
夏の旅行シーズンを前に、計画を立てるのも楽しみのうちですが、書店の旅行雑誌では青春18きっぷ(以下、「青春18」)の特集を目にすることも多くなりました。
これらの記事はいずれも、2024年夏の青春18が例年どおり発売されるという前提の特集記事です。
一方、一部の鉄道ファンから心配の声がささやかれているとおり、例年と異なり2024年夏の青春18については、発売自体がまだ明らかではありません。
鉄道ブログ等を拝見した中では、もう少し待てば発売することの公式発表があるだろうとの見方が比較的多くみられます。
ただし価格や使用方法等は一部、変更があるかもしれないという懸念もあることが感じられました。
2024年夏の青春18で気になる点とは?
この夏に青春18が発売されるか、されないかは大きな関心事となっています。
価格や内容はそのあとの話で、まず発売されることが前提です。
その上で、使用する上での内容が変わるのではないか、使いにくくならないかとの憶測が出てきます。
公表をじっと待つしかありませんが、気になる変更点について順不同で列記してみました。
○ 青春18を発売するか、しないか
○ 公表はいつか
→ 例年同様7月20日からの使用開始なら、1か月前の6月20日までには公表されるかと思われます。
ただしこれはこの夏にも発売され、かつ7月20日使用開始前提の、従来からの慣例によるものです。
(以下は、発売前提の内容です)
○ 従来通り5回分使用か
→ 回数に変更があるか
○ JR6社共通で乗車可能か
→ JR各6社単独で発売し、自社エリアのみの乗車ということにはならないか
→ JR北海道とJR東日本、JR西日本とJR四国の2社のみのような乗車エリア限定にはならないか
○ 乗車日は任意に選べるか
→ 「北海道&東日本パス」のような連続5日間乗車というようなことはないか
→ 「秋の乗り放題パス」のような連続3日間乗車ということはないか
→ 計5回分のうちの1回または2回分を2日間連続乗車ということはないか
○ 複数人数での同時使用は可能か
→ 本人1人のみの5日間使用にならないか
○ 発売額はどうか
→ 12,050円(1回あたり2,410円)で継続するか
→ 5回分使用のまま価格を引き上げるか
→ 回数、価格とも変更されるか
○ 発売期間、利用期間はどうか
→ 7月1日から8月31日までの発売で、7月20日から9月10日までの利用か
→ 発売が8月25日まで、利用が8月31日までというようなことはないか
○ 従来通りの紙の切符での押印方式か
→ QRコード方式に変更するか
→ ICカード方式に変更するか
→ JR東日本の「のんびりホリデーSuicaパス」のような、Suica専用、モバイルSuica専用に変更するか
→ モバイルSuica前提でアプリによる購入に変更するか
○ 紙の切符で継続の場合、自動改札機を通過可能な方式にするか
→ 駅係員のいる通路専用の入出場で継続するか
→ 紙切符であっても自動改札機に差し込み方式でなく、QRコード方式、ICカード方式による画面タッチ方式になるか
○ ネットでの申込制による購入となるか
以上のような点が気にかかるところです。
これまで全国的規模で好評で使われてきた人気商品の企画切符だけに、いくらなんでも廃止だけはないだろうという希望的観測が心の奥にあります。
内容変更はあるにせよ、多くのの人が発売を待ちこがれていることは確かなところです。
自動改札機を通過できないのが青春18の一つのネックであり、紙方式から脱却するか、紙であってもQRコード方式、ICカード方式にするかがJR6社間での議論の一つと想像されます。
自動改札機を通過するには、乗車日の連続使用という発想も出てきます。
どのような結果になるか、果報は寝て待てになるか、今しばらくじっと待ちたいと思います。