平行普通列車

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2026.3.1からの近江鉄道の乗車券類等取扱い変更についての感想

近江鉄道乗車券類等の取扱いの変更についての感想

近江鉄道JR西日本の連名により、2026年1月26日付けで「近江鉄道線で 交通系 IC カード「ICOCA」の利用を開始します! 2026年3月1日(日)スタート!」のニュースリリースがありました。

今回は、近江鉄道で2026年3月1日から改正する内容の一部について、感想を書かせていただきたいと思います。

 

近江鉄道全線で「ICOCA」の利用が可能となること

ICカードで気軽に、迅速に近江鉄道に乗降できるようになることでの効果が期待されます。

 

〇こども用 ICOCAの利用により、こども運賃が1乗車10円となること

西日本エリア初ということです。

小児運賃の100円未満の制度は小田急京急、西武、南海泉北線などで実施されていますが、近江鉄道はそれらの大都市区間とは異なります。

こども運賃1乗車10円により、以下のようなことが期待されるかと考えます。

・子どもの時期に近江鉄道に親しんでもらうことでの、大人運賃適用以降の近江鉄道継続乗車への期待

・親子や家族同一乗車による、大人運賃分の収入増

・子ども運賃の実質無料に近いイメージにより、親子移動でのクルマや鉄道競合区間から近江鉄道への転移

 

子ども運賃適用年齢が終わってからの大人運賃になっても、近江鉄道に継続乗車してもらえることを期待します。

 

〇企画乗車券「1デイスマイルチケット」の発売額が900円から1,500円になること。

また、金・土・日曜・祝日に利用可能だったのが、毎日利用可能となること。

「1デイスマイルチケット」は近江鉄道全線の1日フリー切符です。

米原~貴生川の運賃は片道1,050円、往復2,100円であり、この区間での往復ならば1,500円になってもまだ安価ではあります。

しかしながら、900円から1,500円への変更は、負担が大きいイメージが強く、切符購入者が減らないか心配なところがあります。

金・土・日曜・祝日限定利用だったのが毎日利用可能になること、中高生は1,000円であり、影響度が小さいことなどでPRしていくことになるでしょうか。

 

〇「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」の発売額が1,050円から2,000円になること
近江鉄道信楽高原鐡道が1日乗り放題の切符です。

土・日曜・祝日に利用可能な点は同じです。
1,050円から2,000円への変更は、約2倍近いイメージであり、「1デイスマイルチケット」以上に、切符購入者が減らないかが気になります。

 

米原信楽運賃の片道1,520円、往復3,040円で見れば「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」が2,000円であってもまだ十分安価なのですが、利用者にはどこまで好意的に受けとめられるでしょうか。

これまで1,050円で慣れ親しんできた利用者にとっては、金額の心理的な負担がかなり大きい点で、購入への影響が懸念されます。

2,000円に変わっても十分安価なこと、近江鉄道信楽高原鐵道の列車旅の楽しさ等でフォローすることが望まれます。


〇高齢者向け会員証「シルバーパス」は引き続き1乗車当たり100円で継続されること

近江鉄道線沿線5市5町に在住で、満65歳以上の方を対象とした「シルバーパス」 が、引き続き1乗車につき 100 円で乗車できるのは、沿線高齢者の人には嬉しい制度継続です。

沿線5市5町とは、彦根市近江八幡市甲賀市東近江市米原市・日野町・愛荘町豊郷町甲良町多賀町です。

近江鉄道の主な片道運賃 ( )内はJR西日本の参考運賃

近江鉄道の主な駅間の運賃状況を見てみたいと思います。

米原~貴生川・信楽の運賃は前記しましたが、ここで再掲します。

なお、信楽までの運賃は、信楽高原鐵道貴生川~信楽間の運賃を合算したものです。

参考までにJR西日本の運賃を( )内に併記させていただきます。

 

◆「米原」駅からの主な片道運賃

彦根   :   310円(JR  190円)

多賀大社前:   530円

八日市  :   850円

近江八幡 :   960円(JR  510円)

貴生川  :1,050円(JR1,170円)

信楽   :1,520円(JR1,640円)

◆「彦根」駅からの主な片道運賃

多賀大社前:   310円

八日市  :   760円

近江八幡 :   890円(JR  420円)

貴生川  :1,010円(JR1,170円)

信楽   :1,480円(JR1,640円)

 

◆「近江八幡」駅からの主な片道運賃

八日市:   460円

貴生川:   930円(JR  680円)

信楽 :1,400円(JR1,150円)

 

JR西日本と運賃をの運賃を比較してしまうと、近江鉄道が気の毒になってきますが、実情として踏まえておきたいと思います。

運賃のほかに本数、所要時間、列車設備、輸送力等を含めるとさらに厳しい状況ではありますが、少なくとも米原彦根から貴生川・信楽への運賃に関しては、JR西日本東海道線琵琶湖線)、草津線経由よりも近江鉄道の方が安価であり、その点はもっとPRしてもよいように思われます。

 

また、JR東海のフリー切符である「JR東海&17私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」は、近江鉄道もフリー区間に含まれています。

この切符で、熱海側から見れば近江鉄道がフリー区間のもっとも遠い区間であり、この切符を使って近江鉄道に親しんでもらうPRも望まれるところです。

東海道新幹線の開業による近江鉄道かっらの車窓への影響経過はさておき、新幹線車窓から見える近江鉄道の電車の情緒、旅情なども、近江鉄道側で広めてもよいのではないかと感じました。

 

2026年3月1日からの「ICOCA」利用開始、こども運賃1乗車10円、シルバーパス同100円等による近江鉄道の利用普及効果を期待します。

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※ 写真は本文と無関係です。